提供: 安岐郷誌
強清水は湯船沢から神坂峠へ向かう途中の水場。岐阜県の名水50選に指定されている。東山道の脇にあり、また水場整備で周辺から遺物が発掘された事などから古くから旅人の水場や祭祀場として利用されていたと考えられている。
流水は毎年4月〜10月まで中津川市によって水質検査が行われている。ただし消毒等の対策は行われておらず極々まれに大腸菌が検出される事もあるため安全な飲用には煮沸が必要となる。
風穴
風穴は強清水の水場のすぐ上にある人工の石窟。養蚕で蚕種 (蚕の卵) を長期保存するため明治から昭和初期にかけて利用されていた天然の保冷庫である。神坂地区の中でも原形を留めているのはこの風穴だけである。
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「風穴」とは蚕種の冷蔵貯蔵庫として石室を築いたもので、明治十六年頃から開発利用されだしたと記録に残っている。養蚕は今でこそ斜陽産業であるが、戦前は農家の副業として重要な収入源であった。「西筑摩郡誌」にのる木曽谷の風穴三五のうち神坂地区にある風穴は二九を数えることができ、その利用価値の極めて大きかったことを物語るものである。今では大部分が自然のままに放置され、崩壊にまかせられて完全に形をとどめるものはわずかに強清水一つしか見ることができず、時代の移り変わりをこの風穴の一つにも認める事ができる。
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写真集
2009/06 強清水脇の旧東山道(営林・市併用道)。
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関連項目
外部リンク