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イナゴ - 安岐郷誌

イナゴ

提供: 安岐郷誌

イナゴ

イナゴは阿木に生息するバッタの一種。稲に付くため稲子と呼ばれている。

イナゴは農業を営む地域では農作物を食い荒らす害虫と見なされている一方で、へぼと同様に内陸地における貴重なタンパク源として食用とされてきた。現在でも田舎の珍味として食卓やお土産に使用されている。

捕獲方法

イナゴ袋

イナゴの捕獲にはイナゴ袋を作っておくと便利である。イナゴ袋は布袋の口に直径3cm、長さ6cm程度の竹を縛ったもので、中からイナゴが飛び出さず、また蒸れて死んでしまわない構造になっている。アクリルパイプと小物用の洗濯ネットなどでも代用が可能である。

捕獲は片手の親指で竹の口を押さえながらもう片手でひたすらイナゴを捕らえ入れて行く。イナゴ袋に入れたまま栓をして糞だしを行い、そのまま熱湯をかけて息の根を止めても良い。

調理方法

イナゴの佃煮

阿木周辺地域での主な食べ方は甘露煮・佃煮であり、それ以外の調理方法で見ることはほとんどない。

捕らえたイナゴはそのまま丸1〜2日放置して糞だしを行う。次に熱湯をかけて息の根を止めて水で洗い、鍋に入れ醤油と砂糖で味付けして煮詰めればイナゴの佃煮の完成である。

取れたてのイナゴはほのかに畳のようなイネ系の香りがあり、味や食感は小エビに似ている。イナゴは栄養価が高く特に低脂肪高タンパクなヘルシー食品である。歯茎に後ろ足が刺さるので注意が必要である。

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